2016年6月21日火曜日

第2回ホンコン報告

第2回ホンコン開催。前回に続いて大賑わい!

好きな本を語る顔は 輝いていたよ!

5月16日(月)第二回ホンコンが、人気装丁家坂川栄治さんをゲストに迎えて、gallery 工+ with で開催されました。今回のお題は『熊』+『私の好きな装丁本』。

まずはゲストトーク。

北海道出身の坂川さんにとって、近くの村で実際に起きたヒグマによる惨劇に材をとった吉村昭『熊嵐』の読書体験は衝撃的だった。ヒトを食う熊、それを見事な描写で描いた吉村作品に魅了され、彼の作品を読み継いでいったとか。

これまで6000冊を超える装丁をしてきた坂川さんは「装丁する本は(事前に)読まない」主義。読者の側、初めて本を手に取る人の立場に立って、装丁のアイデアを組み立てていく。作家・編集者が望むことを、聞き出し、感じ取って案を提出する。「島根県の女子高生が本屋で手に取って買って、家に帰って自分の部屋で書店の袋から出す」ことを想像しながら、全国の書店に置かれて買われる=売れる本作りを目指す。これぞ、プロ!

装画家を目指す若いイラストレーターたちへ、まるでセラピストのように言葉をかけて創作の背中を押すエピソードなど、絶妙軽妙なユーモアを交えた坂川さんのお話を伺いました。

参加者がなごんだところで、グループトーク。約1時間、持参した本を各自アピールします。本が育てる街・高円寺のスタッフが各テーブルにいて、会話を回して行きます。

今回は『熊』本、みなさん選定に苦労するのでは、何冊か重なるのではと予想しましたが、これが見事にみな違う、なかなか面白い本が集まりました。もちろん『好きな装丁本』は、色デザイン多様な古今東西があれこれあれこれ。

人気のあった本はこんなラインナップ。

(ここで各テーブルの本→発表された本を)

ほんとうに、好きなことの話をするとき、人の顔は輝くのだなあ、と実感したホンコンでした。みんな楽しそう!!!

0 件のコメント:

コメントを投稿